ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
そう思って必死に両親に訴えかけて、もう喉がヒリヒリ痛い。


それでもどうにかしようと、更に言葉を続けようとした時だった。


「えーーー…でも、もう日曜日から月模君、ここに来るのよ?ワガママ言わないの」


「――――ハイ?」


来……る?三船君が、日曜日からここに?


ちょちょちょ……本気で待って!!


今日はえーーっと、えーーっと、水曜日だよね!?という事は――――…


「後4日後…………三船君が前橋家に来ると?で、私と三船君の同居生活がスタートすると?」


私がゆっくりゆっくり紡いだ言葉に、同時に頷く父と母。
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