ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
でも効力は最終日ギリギリで持たず、結果こんな大事になってしまった。


全ての責任はオレにあるのだから、もうこうなったら最後まで行け………オレ。


「お前の事が好きなら、幾ら興味持たれてなくって焦っていたからって、こんなちっせぇマネしないでちゃんとアタックするべきだったのに――――…」


「…………」


「本当に……ごめん、葵」


そこまで言うと、ペコッと葵に向かって頭を下げる。


10秒程経ってから、頭の上から葵の小さな震え声が降ってきた。


「………月模は………私の事………好きなの?」


「えっ……?」
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