ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
一瞬何を言われたのか分からず、マヌケな声が漏れる。
首を傾げながら顔を上げると、瞳をウルウルと潤ませた葵が視界に入った。
「月模は……きちんと私の事が好きなの?」
「えっ?ちょっ……葵?何言って…………」
「私がレティユだから近づいたってワケじゃないんだよね?ちゃんと“レティユの前橋 葵”じゃなくって、“人間の前橋 葵”を好きになってくれたって――――…思っていいんだよね?」
葵が何を言いたいのかサッパリ分からなくて困惑するオレに、葵の真っ直ぐな視線が突き刺さった。
――――そういう事か………
首を傾げながら顔を上げると、瞳をウルウルと潤ませた葵が視界に入った。
「月模は……きちんと私の事が好きなの?」
「えっ?ちょっ……葵?何言って…………」
「私がレティユだから近づいたってワケじゃないんだよね?ちゃんと“レティユの前橋 葵”じゃなくって、“人間の前橋 葵”を好きになってくれたって――――…思っていいんだよね?」
葵が何を言いたいのかサッパリ分からなくて困惑するオレに、葵の真っ直ぐな視線が突き刺さった。
――――そういう事か………