ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
つまり葵はオレがきちんと自分の中身を好いていてくれているのか分からなくて、あんなに感情的になっていた。


もしかしたら………オレが魔法で両親を操った事なんて、葵は大して気にしていないのかもな。


ごめんごめんと謝るだけじゃなく、もっとオレの気持ちを伝えよう。


「好きだよ葵。本当にお前が好きだ。例えお前がレティユじゃなくても、好きになってたよ」


「月……模………」


「まだ足りない?だったら後何回でも言うよ。お前の不安が完全にフッ切れるまでさ」


両手を伸ばし、今にも消えてしまいそうな葵をソッと抱きしめた。
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