ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
一旦唇が離れると、サラリと甘い言葉を放つ私の彼氏。


カァッと顔が一気に熱を持つのが分かった。


「なっ、あ、アンタってキザな事苦手なの!?それとも得意なの!?」


「こういうパターンの時は得意らしい」


テンパる私になんとまぁ優しい微笑みを向けて、月模は私の首筋を指でなぞる。


それだけでピクッと体を揺らした私に、抵抗する術等残されていなかった。


「んっ……あっ………」


月模の歯が肌に突き立てられた瞬間、全身の隅々まで広がる快感の波。


いつもこの時は、月模にしがみついてないと立っていられなくなるんだ。
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