ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
恐る恐ると言った感じで、女子2人に話しかけられる。


ちょっとだけ顔を上げると、目の前に顔を引きつらせた女裕と笑奈が立っていた。


「今日ずっと元気無いけど、大丈夫?何かあったの?」


女裕がスッとしゃがんで、私と目線を合わせる。


「何かあったんなら私達に話してみなさいよ。少しは楽になると思うから」


「笑奈……女裕~~~~!!」


優しい親友達の気遣いに感激した私は、思いっきり2人に抱きついた。


――――昨日いきなり三船君と2ヶ月同居すると言われた私の睡眠時間は、たったの2時間。


『お母さん……』
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