ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
◇終わりじゃない◇
「…………」
「…………」
「……何か喋りなさいよアンタ」
「お前こそ喋れよ」
「アンタが話せ、オラ」
「彼氏脅してくんなよっ!!」
――――とうとう、この日が来てしまった。
月模との2ヶ月間の同居、最終日。
私と月模はリビングのソファーに隣同士で座り合い、最後の語らいをしていた。
別に別れるワケじゃないし、学校同じでいつでも会話出来るから、“最後”と使うのは間違っているかもしれないけど―――――…
「色々あったよね、この2ヶ月間……」
私の心の中には、大きなさみしさの塊がこびりついていた。
「…………」
「……何か喋りなさいよアンタ」
「お前こそ喋れよ」
「アンタが話せ、オラ」
「彼氏脅してくんなよっ!!」
――――とうとう、この日が来てしまった。
月模との2ヶ月間の同居、最終日。
私と月模はリビングのソファーに隣同士で座り合い、最後の語らいをしていた。
別に別れるワケじゃないし、学校同じでいつでも会話出来るから、“最後”と使うのは間違っているかもしれないけど―――――…
「色々あったよね、この2ヶ月間……」
私の心の中には、大きなさみしさの塊がこびりついていた。