ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
朝、手際よく朝ご飯を作っていた母親に、まだまだ足掻いてみようと思ったんだ……けど。


『私やっぱり、三船君と一緒に暮らすなんて『従わなかったらお小遣い一生あげないわよ♪』』


こう切り返されて、アッサリ撃沈。


で、重たい体を引きずって、どうにか登校して来たというワケなのだ。ハハハ。

(↑すでに少し壊れ気味)


「よしよし………葵、何があったか話せる?」


ピーピー半泣きで女裕と笑奈にすがり付く私の頭を、女裕が優しく撫でる。


「あのね―――…」


少し気分が落ち着いたので、きちんと説明しようと口を開いた。
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