ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
私の心配や不安等知りもしない女裕と笑奈は、キャーキャーと興奮しながら騒ぎ立てる。


もちろん私は、直ぐ様ギロリと睨みつけてやった。


「うらやましい!?うらやましいって何が!?」


「だってあの三船 月模君と同居だよっ!?しかも2人だけで!!」


「そうだよ!!葵、良かったねーー!」


不機嫌オーラダダ漏れで睨んでやったのに、まだ女裕にも笑奈にも私の黒い塊は全然伝わっていない。


仕方がないので、ハァーーと長いため息をついた後、ゆっくりと力説し始めた。


「あのねぇ、全っっ然、いい事なんかじゃ無いから!!」
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