ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
「もう嫌だ!誰かヘルプミー!!」


最初は笑奈も女裕も優しいと思ったのに、結局いい方向には行かなかった疲れで、朝からダウン寸前の私。


だが、これで終わりではなかった。


「はよっ、前橋、上杉、栗盛」


突然聞こえて来た男の子の声に、3人揃って反応。


そちら側を見てみると、なんとそこには――――…


「三、三船君!五十嵐君!加納君!」


私をこんなにも悩ませている張本人・三船 月模君が、五十嵐君と加納君と一緒に私達のすぐ傍にいた。


普段女子とは交流が少ない三船君が私達に挨拶したせいか、皆こっちを見ている。
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