ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
無言の三船君にハテナを浮かべていると、気づいたら私はソファーに押し倒されていて。


「お前……いいニオイがする」


私の両手首を簡単に拘束した三船君は、高1とは思えない位の妖艶な微笑みをしていた。


「ちょっと三船君!?何してんのっ!?退いてよ!!//////」


突然の出来事にパニックになる私に構う事無く、顔と顔の距離が近くなる。


そうして――――…今度はとんでもない発言をしたのだった。





「お前の血…………オレにくれ」





―――血?


血って……あの真っ赤な血?


「………ハァァアアァッ!?」
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