ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
壁に右半身を隙間無くくっつけながら、私は震える声で三船君に尋ねた。


もしかすると私の勘違いだったかも……だって急に“血をくれ”なんて言うワケ無いもの。


まだ若干混乱している頭で、必死に何かから逃げようとする私。


ところがソファーに片足だけ乗せて座っていた三船君は、面白そうに笑ってこう言った。


「言ったけど?『お前の血、オレにくれ』って」


「→◎☆׆△!?」


聞…聞き間違えじゃなかったぁーーーーっ!!


「な……ななな?」


三船君の言葉の意味が全く分からない私は、口をパクパクさせてを彼を凝視。
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