ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
次から次へとハテナマークが飛び交う中、三船君が徐に口を開いた。


「お前さ………オレが普通の人間だと思ってんだろ」


――――えっ?


「ハイ……?三船君は普通の人間でしょう?」


三船君は顔はちょっとイケメンだけど、それ以外は私と変わらない……頭があり、胴があり、手足がありの普通の男の子。


三船君が何を言いたいのかサッパリ分からなかったけど、とりあえずこれだけ返しといた。


「―――違う。オレは普通の人間じゃない」


「な………三船君さっきから………」


“何が言いたいの?”と言いかけて、途中で気がついた。
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