ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
「どうだ?これでオレがヴァンパイアだって、信じてくれたか?前橋」


ニヤニヤとニコニコが入り交じった表情で、床に座り込む私の真ん前まで来てしゃがむ三船君。


だが私は色んな事が一度に起き過ぎて、何も言えなかった。


三船君が人間じゃない?実はヴァンパイア?


まさか………でも今確かに、ライターもマッチも使わずに、しかも手の中に炎を出現させた。


それでいて全く熱がってなかったし……本当に……?


「ハ…ハハハハ…………ハ」


完全に頭がキャパオーバーを迎えてしまった私は、おかしな笑い声を上げる事しか出来ない。
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