ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
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「ったく………いきなり気ぃ失うなんて、マジビビったんだけど」


「すみません……」


腕を組み、呆れた様子でイスに座っている三船君に、深々と頭を下げた。


なんと私、混乱度がMAXを超えて、気絶してしまった様で……三船君が頬をペチペチと叩いて、私を起こした。


そして今私達は、リビングのテーブルを挟んで向かい合っている。


………三船君はちゃんと話をする為に、私はちゃんと話を聞く為に。


「三船君……アナタ本当に、ヴァンパイアなの?」


10秒位の間の後、まず私が話し出した。
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