小さな光 ~月と太陽~
リビングから夏川さんの姿が見えなくなると藤が「はぁ〜」と大きなため息を付いた。
「藤、疲れたの?大丈夫」
「ん、大丈夫」
そう言ってあたしをギューッと抱き締めた。
少し痛いくらいだけど、
その痛さが嬉しい。
藤の近くにいる感じがする。
「明日はプール、楽しもうな」
「うん♪」
明日はプールだ。
多分、初デート?になるのかな。
「明日は遊ぶから早く寝ろよ」
「はぁーい」
そう言ったからあたしを放してくれるのかと思ったけど一向に緩まない腕。
「藤?」
あたしが名前を呼ぶとやっと緩んだ腕。
「悪い悪い」そう言ってあたしから離れていった。
いつもと多少様子がおかしな藤だったがあまり気にせずにいた。
あたしの頭には『朱音さん』が離れない。
藤の様子より顔も知らない『朱音さん』の方が気になって仕方ない。
「藤、疲れたの?大丈夫」
「ん、大丈夫」
そう言ってあたしをギューッと抱き締めた。
少し痛いくらいだけど、
その痛さが嬉しい。
藤の近くにいる感じがする。
「明日はプール、楽しもうな」
「うん♪」
明日はプールだ。
多分、初デート?になるのかな。
「明日は遊ぶから早く寝ろよ」
「はぁーい」
そう言ったからあたしを放してくれるのかと思ったけど一向に緩まない腕。
「藤?」
あたしが名前を呼ぶとやっと緩んだ腕。
「悪い悪い」そう言ってあたしから離れていった。
いつもと多少様子がおかしな藤だったがあまり気にせずにいた。
あたしの頭には『朱音さん』が離れない。
藤の様子より顔も知らない『朱音さん』の方が気になって仕方ない。