小さな光 ~月と太陽~
「ゴメン、ゴメン。まさかアズがこんなに怖がるだなんて思っていなくて」


「イヤだって、言ったじゃん」


「ゴメンな、アイス買ってやるから泣きやめ」


「バニラ味」


「バニラでもチョコでも何でも買ってやるからな」



あたしはウォータースライダーの後「藤のバーカー」と言いながら泣いたのだ。

あれ程イヤだと言ったのに…



けど藤はお詫びに『アイス』を買ってくれると言ったのであたしはそれで許す事にした。



『ただ今より15分間の休憩になります』



休憩のアナウンスが入りあたしたちはアイスを買って荷物が置いてある所へ戻った。


戻ってみるともう夏川さんがいた。



「2人とも遅い」


「普通だろ?」


「イヤ、アナウンスが入ってもう5分は経っている。2人で何していたんだよ、俺だけ1人で寂しいじゃん」


「男なんだからウジウジ言うなアホッ」











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