小さな光 ~月と太陽~
ベットの端に腰を下ろした藤。
そしてあたしの体を起こし、膝の上に座らせ後ろから抱き締めてくれた。
「何かあったんだろ?」
「………」
「朱音さん、だろ?」
藤の顔は見えない。
けど抱き締めている腕から伝わってくる。
あたしを心配してくれていることが。
「『朱音さん』は昔俺と付き合っていた人なんだ。
朱音さんから『付き合ってくれ』って言われて、最初は断っていたけど…何度も何度も言ってくるから俺も諦めて付き合う事にしたんだ」
自分が藤の最初の『彼女』だなんて思っていなかった。
藤はあたしよりも年上だからそれなりの付き合いはあったはず。
だから過去には執着しない事にしていた。
けど実際に元カノ会うと気持ちは複雑だ。
「朱音さんとはどれ位付き合っていたの?」
「ん〜2年位だったかな…」
2年。
あたしは藤と付き合い始めてまだ日が浅い。
「朱音さんの事は、好きだったの?」
そしてあたしの体を起こし、膝の上に座らせ後ろから抱き締めてくれた。
「何かあったんだろ?」
「………」
「朱音さん、だろ?」
藤の顔は見えない。
けど抱き締めている腕から伝わってくる。
あたしを心配してくれていることが。
「『朱音さん』は昔俺と付き合っていた人なんだ。
朱音さんから『付き合ってくれ』って言われて、最初は断っていたけど…何度も何度も言ってくるから俺も諦めて付き合う事にしたんだ」
自分が藤の最初の『彼女』だなんて思っていなかった。
藤はあたしよりも年上だからそれなりの付き合いはあったはず。
だから過去には執着しない事にしていた。
けど実際に元カノ会うと気持ちは複雑だ。
「朱音さんとはどれ位付き合っていたの?」
「ん〜2年位だったかな…」
2年。
あたしは藤と付き合い始めてまだ日が浅い。
「朱音さんの事は、好きだったの?」