小さな光 ~月と太陽~
朱音さんが藤の婚約者?


ますます分からなくなった。



「2人は別れたんじゃ…」


「別れたわよ、けどその時にはもう私達の婚約は決まっていたの」


「ならどうして別れたんですか?」


「私の両親の会社が倒産仕掛かったの。

もしあのまま私達が結婚をしたら藤に迷惑がかかる。

…………そんな事、目に見えて分かってい事よ。

私は藤に迷惑をかけたくなかったから別れたの」



朱音さんの家が倒産仕掛かっていただなんて…


朱音さんはまだ続けた。



「私は藤と別れて、藤の前から姿を消したわ。


そして今、会社も起動に乗り始めてきたから私は藤に会いに行った。

そうしたら藤とあなたが一緒にいるんですもん。ビックリしたわよ」



朱音さんは藤が嫌いになって別れたんじゃないんだ。


朱音さんは藤の事が今でも好きなんだ。









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