小さな光 ~月と太陽~
あたしは近くの公園に来ていた。


滑り台、砂場、ブランコ…

夏休みだから小さい子達が沢山いる。


あたしは空いているベンチを見つけ、そこに座った。


サッカーボールを蹴って遊んでいる子供たちが目に入る。


コロン、コロン―――――


あたしの足元にボールが転がってきた。


小さな男の子が走ってきたのでその子にボールを渡してあげると「お姉ちゃん1人なの?」と聞いていた。


あたしが「うん、1人」と答えると男の子はキラキラとした目で「だったら一緒に遊ぼうよ」と言ってあたしの腕を小さな手で強く掴みサッカーをしている仲間の元へ連れていった。


「このお姉ちゃんも一緒にやっていい?」


「「いいよー」」


元気のいい声が響いた。


みんな突然きたあたしを快く受け入れてくれた。


「お姉ちゃんは僕と一緒ね」とさっき誘ってくれた男の子が言った。


あたしは今日あった事を忘れるくらい子供たちとサッカーをした。










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