小さな光 ~月と太陽~
次第に空がオレンジ色になってきた。
来た時はまだ青かったのに…
「お姉ちゃーん、また遊ぼうねー」
何人もの子が今日出会ったばかりのあたしに手を振ってくれる。
迎えにきたお母さんに手を引かれ家へ帰っていくいく姿をあたしは何人も見送った。
そして最後の1人。
この子はあたしをサッカーに誘ってくれた男の子。
「お迎え来ないね」
「もうじき、ママが迎えにきてくれるよ」
「迎えが来るまでお姉ちゃんと遊んでいようか?」
「ブランコするー」
あたしは男の子をブランコに乗せ後ろから優しく押した。
「たかーい、たかーい」と喜んでもらえるとこっちまで嬉しくなる。
けど心から楽しめない自分がいるのも確か。
その時、遠くから「ゆうくーん」と呼ぶ声が聞こえた。
「ママだぁ」
男の子、ゆう君はブランコから降りママの元へ走っていった。
来た時はまだ青かったのに…
「お姉ちゃーん、また遊ぼうねー」
何人もの子が今日出会ったばかりのあたしに手を振ってくれる。
迎えにきたお母さんに手を引かれ家へ帰っていくいく姿をあたしは何人も見送った。
そして最後の1人。
この子はあたしをサッカーに誘ってくれた男の子。
「お迎え来ないね」
「もうじき、ママが迎えにきてくれるよ」
「迎えが来るまでお姉ちゃんと遊んでいようか?」
「ブランコするー」
あたしは男の子をブランコに乗せ後ろから優しく押した。
「たかーい、たかーい」と喜んでもらえるとこっちまで嬉しくなる。
けど心から楽しめない自分がいるのも確か。
その時、遠くから「ゆうくーん」と呼ぶ声が聞こえた。
「ママだぁ」
男の子、ゆう君はブランコから降りママの元へ走っていった。