小さな光 ~月と太陽~
雛那さんと海斗さんはあたしの家の隣に住んでいる。
2人は今年の春に越してきてばかり。
学校帰りにたまに雛那さんと会うとお喋りをする位の付き合い。
たしか新婚さんだったかな…
「アズ、何ボーッとしているんだ?」
「何でもない」
あたしは雛那さんの後ろ姿を見ていた。
久しぶりの休みが嬉しいのかとっても嬉しそうに笑っている。
「あの人たちと知り合い?」
「家の隣の人だよ。
ほら前の時、紅茶だしたでしょ?あの人たちから貰ったの」
「あー、あの美味かったやつか」
藤が覚えていて嬉しい。
あの紅茶を出したのはまだあたし達が付き合う前だったから覚えていないかもと思った。
「帰るか」
「うん♪」
あたしは藤の手をそっと握った。
いいよね…
手ぐらい握っても…
あたしが藤の手に触れたら藤がビックリしたのかあたしを見下ろしてきた。
とっさにあたしは「ごめんなさい」と謝ってしまった。
けど藤はクスクスっと笑い「いいよ、繋ごっか」と言って繋いでくれた。
2人は今年の春に越してきてばかり。
学校帰りにたまに雛那さんと会うとお喋りをする位の付き合い。
たしか新婚さんだったかな…
「アズ、何ボーッとしているんだ?」
「何でもない」
あたしは雛那さんの後ろ姿を見ていた。
久しぶりの休みが嬉しいのかとっても嬉しそうに笑っている。
「あの人たちと知り合い?」
「家の隣の人だよ。
ほら前の時、紅茶だしたでしょ?あの人たちから貰ったの」
「あー、あの美味かったやつか」
藤が覚えていて嬉しい。
あの紅茶を出したのはまだあたし達が付き合う前だったから覚えていないかもと思った。
「帰るか」
「うん♪」
あたしは藤の手をそっと握った。
いいよね…
手ぐらい握っても…
あたしが藤の手に触れたら藤がビックリしたのかあたしを見下ろしてきた。
とっさにあたしは「ごめんなさい」と謝ってしまった。
けど藤はクスクスっと笑い「いいよ、繋ごっか」と言って繋いでくれた。