小さな光 ~月と太陽~
家に来る前の藤をあたしは当然だけど…
知らない。
あたしが藤について知っているのは…
『家に来てからの藤』
『お仕事をしている時の藤』
『お母さん達の前での猫被りの藤』
「アズは恵ちゃんに教えてもらったのよね?」
「うん…」
「前の藤君はヒドかったのよ!!」
お母さんが懐かしむように話し出した。
「確か…私が藤君を見つけたのは藤君が高校1年位だったかしら?」
「高1の冬に拾ってもらいました」
「そうそう、出張先から帰ってきた時に丁度ホテルの前を歩いていた所を私が声を掛けたの。
なんだか私に印象を強く残して…ついつい声をかけちゃた♪」
なんだか『今だから話しちゃいます』的なノリで話している。
けど高1の藤がお母さんに印象を残してくれてよかったと思う。
だって残していなきゃあたしと藤は出会えなかった。
高1の藤に感謝だ。
知らない。
あたしが藤について知っているのは…
『家に来てからの藤』
『お仕事をしている時の藤』
『お母さん達の前での猫被りの藤』
「アズは恵ちゃんに教えてもらったのよね?」
「うん…」
「前の藤君はヒドかったのよ!!」
お母さんが懐かしむように話し出した。
「確か…私が藤君を見つけたのは藤君が高校1年位だったかしら?」
「高1の冬に拾ってもらいました」
「そうそう、出張先から帰ってきた時に丁度ホテルの前を歩いていた所を私が声を掛けたの。
なんだか私に印象を強く残して…ついつい声をかけちゃた♪」
なんだか『今だから話しちゃいます』的なノリで話している。
けど高1の藤がお母さんに印象を残してくれてよかったと思う。
だって残していなきゃあたしと藤は出会えなかった。
高1の藤に感謝だ。