小さな光 ~月と太陽~
the First life
お母さんの一言
夏休みまで残り数日となった、そんな昼下がりの日曜日。
机の上には学校で配られた宿題の山。
休み前に少しやろうと思うが……
やる気がしない。
たぶんそれは……
――― 太陽の位置が高い。
暑い…
外の気温は30℃は超えているはず。
自分の部屋の扇風機の前で涼んでいると……
静かに聞こえてくる『嫌な足音』
――― パタパタパタ。
足音が私の部屋に近づいてきている。
そして、私の部屋の前で足音が止まった。
あたしは『嫌な予感』がした。
大体、この次に起こる事はわかる。
――― ガチャッ。
部屋のドアが勢いよく開いた
「アズ聞いて。
お母さん商店街の福引きで“世界旅行”当てたの」
机の上には学校で配られた宿題の山。
休み前に少しやろうと思うが……
やる気がしない。
たぶんそれは……
――― 太陽の位置が高い。
暑い…
外の気温は30℃は超えているはず。
自分の部屋の扇風機の前で涼んでいると……
静かに聞こえてくる『嫌な足音』
――― パタパタパタ。
足音が私の部屋に近づいてきている。
そして、私の部屋の前で足音が止まった。
あたしは『嫌な予感』がした。
大体、この次に起こる事はわかる。
――― ガチャッ。
部屋のドアが勢いよく開いた
「アズ聞いて。
お母さん商店街の福引きで“世界旅行”当てたの」