小さな光 ~月と太陽~
「おい、大丈夫か?」


目を開ければそこには…


如月さんがいた。



「お前うなされていたぞ。大丈夫か?」


「だ、大丈夫です」



たまに見る、イヤな夢。


たぶん過去のトラウマ。



「夕ごはんの支度しますね」


あたしはソファーから立ち上がったが…



「うわぁ!お前危ねぇー…
体調悪いんだろ?部屋行くぞ」


立ち上がった時にフラッとしてしまった。


そして如月さんに支えられ、自分の部屋にきた。


ちょっと待ってぇー!


高校生の女の子の部屋に男の人が入るって…



「ひ、ひとりで歩けるから大丈夫です…」


「バカ。

そんなふらふらした状態じゃ危ないだろ。
部屋に入るのは今回は許せな…」



こいつ…


何でもお見通しか。





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