小さな光 ~月と太陽~
「お二人は本当に梓さんを連れていかなくていいんですか?」


「もちろん。

あっけど藤君の返答1つでアズは海外行きは決まるけど…

この家で今までどうりにアズと暮らしてくれないかしら?」


「……………お願いします」


静かに響いた藤の声。



あたしって…

日本に残れるの?これからも藤と一緒なの?


「アズ…よかったわね。これからも藤君と一緒よ」


「ホント?」


「あぁ…本当だよ」



これは夢ではなく現実。


藤と離ればなれだと思っていたのに…

これからも一緒。


「アズ、日本に残るのはいいけどお母さんたちといくつか“約束”してね」




ここでお母さんたちが出してきた約束は3つ。


『毎日メールをする事』

『しっかり勉強する事』

『藤に迷惑かけない事』




「約束できる?」


「…頑張るっ…あたし……頑張るから……約束……守るからっ……」


あたしは泣きながらお母さん達に約束をした。









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