小さな光 ~月と太陽~
藤が大きい荷物を持って、あたしは小さな荷物を持った。
その荷物を藤のトランクへ運び運転席に藤、助手席にお父さん。
残ったあたしとお母さんは後部座席。
みんなが乗り込み、
いざ出発。
車は空港を目指してゆっくり走り出した。
「どれくらいで日本には戻る予定なんですか?」
「まだはっきりとは言えないが…
10年以内には戻ってきたいと思っている」
10年…
今あたしが16歳だから10年経ったらあたしは26歳…
「それまで…2人には会えないの?」
「そんな事はないわよ。
ただ、しばらくは会えないのは……
確かね」
「そっか…」
お母さんがいつものように明るく言ったが最後の方は少し…
寂しそうだった。
正直言うと…
あたしも寂しい。
今まではホテルにいると分かっていたから少し安心していた。
けど海外となると…
やっぱり寂しい。
その荷物を藤のトランクへ運び運転席に藤、助手席にお父さん。
残ったあたしとお母さんは後部座席。
みんなが乗り込み、
いざ出発。
車は空港を目指してゆっくり走り出した。
「どれくらいで日本には戻る予定なんですか?」
「まだはっきりとは言えないが…
10年以内には戻ってきたいと思っている」
10年…
今あたしが16歳だから10年経ったらあたしは26歳…
「それまで…2人には会えないの?」
「そんな事はないわよ。
ただ、しばらくは会えないのは……
確かね」
「そっか…」
お母さんがいつものように明るく言ったが最後の方は少し…
寂しそうだった。
正直言うと…
あたしも寂しい。
今まではホテルにいると分かっていたから少し安心していた。
けど海外となると…
やっぱり寂しい。