小さな光 ~月と太陽~
午後の一時
「全く…
アズはよく泣くな。
泣くなら俺の前だけにしてくれ」
「なんで?」
「アズの涙を拭うのは俺の仕事だから」
『アズの涙を拭うのは俺の仕事だから』
藤からは想像しがたい言葉が発せられ
あたしはついつい吹き出した。
「プッ…
似合わないよ」
「何だと!
折角俺が言ってやったのに」
伝わっているよ。
藤があたしを想ってくれている事。
「藤
…………大好き」
「知ってる」
『好き』だなんて言ってくれない。
けどあたしはそれでもいい。
藤が笑っていてくれるなら
藤の隣にいられるなら…
「藤は何を話したの?」
「はっ?何を…」
「さっきだよー!みんなに何を話したの?」
「ったく話が飛ぶな」と苦笑いぎみだったけど…
そっと顔をあたしの耳に近づいてきて…
アズはよく泣くな。
泣くなら俺の前だけにしてくれ」
「なんで?」
「アズの涙を拭うのは俺の仕事だから」
『アズの涙を拭うのは俺の仕事だから』
藤からは想像しがたい言葉が発せられ
あたしはついつい吹き出した。
「プッ…
似合わないよ」
「何だと!
折角俺が言ってやったのに」
伝わっているよ。
藤があたしを想ってくれている事。
「藤
…………大好き」
「知ってる」
『好き』だなんて言ってくれない。
けどあたしはそれでもいい。
藤が笑っていてくれるなら
藤の隣にいられるなら…
「藤は何を話したの?」
「はっ?何を…」
「さっきだよー!みんなに何を話したの?」
「ったく話が飛ぶな」と苦笑いぎみだったけど…
そっと顔をあたしの耳に近づいてきて…