小さな光 ~月と太陽~
ガタガタっと音が聞こえふと、目を覚ますと…


部屋が明るい。



「あっ悪い…起こした?」


如月さんが机の上にパソコンを置いてあたしが起きたのに気が付いた。



「何をしているんですか?」


「まだ仕事が残っているから、やろうと…」



もしかしてこの人はあたしが眠っている最中もこの部屋にいてくれたの?



「もう大丈夫なので自分の部屋、戻って下さい」



少し休んだので体が結構回復した。




まだ外は暗いが1人で眠れると思う。


「心配だからついている」



この人は何を言うんだ?

あたしが『大丈夫』って言っているんだから…


「あっあの…」


「こう言う時は大人しく
『ありがとうごさいます』
って言って甘えとけっ」



人差し指であたしに向かってビシッと指差し優しく笑った。


あたしはなんだかその言葉に安心出来た。



そしてまた眠ることにした。




昨日はムカつく事ばかりだった如月さん。


けど今日はちょって感謝かな…?



今度おいしいご飯作ってあげよう。





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