小さな光 ~月と太陽~
一昨日…
それは久しぶりに藤が早く帰ってきた日。
「けどまた昨日から顔色悪くなってね…
昔から如月君を知っているけど…
あんなに自分の感情を現している姿は初めてよ。
本当に如月君は梓ちゃんといて変わったわね」
あたしといて変わったわけではない。
きっとさくらさん。
あたしじゃない。
「けど梓ちゃんも変わったわね。
なんだか最近はとってもキレイになって如月君にとっても愛されている証拠ね」
「…………藤はあたしを愛してなんて、いませんよ。
あたしの事、好きじゃないみたいですし」
「そんなこと無いわよ。
如月君は梓ちゃんを“絶対”愛しているはずよ」
どうして恵子さんがそこまで言えるのかあたしには分からない。
藤にはさくらさんがいるのに…
あたしでは無い、
他の人――――…
それは久しぶりに藤が早く帰ってきた日。
「けどまた昨日から顔色悪くなってね…
昔から如月君を知っているけど…
あんなに自分の感情を現している姿は初めてよ。
本当に如月君は梓ちゃんといて変わったわね」
あたしといて変わったわけではない。
きっとさくらさん。
あたしじゃない。
「けど梓ちゃんも変わったわね。
なんだか最近はとってもキレイになって如月君にとっても愛されている証拠ね」
「…………藤はあたしを愛してなんて、いませんよ。
あたしの事、好きじゃないみたいですし」
「そんなこと無いわよ。
如月君は梓ちゃんを“絶対”愛しているはずよ」
どうして恵子さんがそこまで言えるのかあたしには分からない。
藤にはさくらさんがいるのに…
あたしでは無い、
他の人――――…