小さな光 ~月と太陽~
「あんなに沢山、ヒドイ事言った」
「まあ“顔も見たく無い”って言われた時はショックだった」
あぁ、やっぱり藤を傷つけた。
朱音さんの時にもあんなに藤を傷つけたのに…
「けど、別れないからな」
「えっ…」
どうして…
あたしはあんなに藤を傷つけたのに、
別れないの?
「俺から“別れ話”をする気は無い。
もし俺達が別れる時はアズが俺以外を好きになった時だな」
藤は最初からあたしと別れる気なんて無かったんだ。
全部、全部
あたしの勘違い。
「もう聞きたい事はない?」
「無い、無いよ」
あたしの目から涙が溢れ出てくる。
泣いているあたしを見て藤はクスクス笑う。
「もう仲直り、な」
「うん、うん。
仲直りする…」
あたしの涙を藤がそっと
拭ってくれた。
「まあ“顔も見たく無い”って言われた時はショックだった」
あぁ、やっぱり藤を傷つけた。
朱音さんの時にもあんなに藤を傷つけたのに…
「けど、別れないからな」
「えっ…」
どうして…
あたしはあんなに藤を傷つけたのに、
別れないの?
「俺から“別れ話”をする気は無い。
もし俺達が別れる時はアズが俺以外を好きになった時だな」
藤は最初からあたしと別れる気なんて無かったんだ。
全部、全部
あたしの勘違い。
「もう聞きたい事はない?」
「無い、無いよ」
あたしの目から涙が溢れ出てくる。
泣いているあたしを見て藤はクスクス笑う。
「もう仲直り、な」
「うん、うん。
仲直りする…」
あたしの涙を藤がそっと
拭ってくれた。