小さな光 ~月と太陽~
「歩けない距離じゃ無いから大丈夫」
「アズ無理しているだろ?」
「無理なんか、していない」
如月さんは少し考え込んで「分かった」と言ってくれた。
如月さんの2.3歩後ろ歩いているあたし。
本当は怖くてしょうがない。
『ヨッシャー!!』と、遠くから聞こえる声にあたしはビクッと反応してしまう。
どんなに小さい音にも反応してしまう。
風、ゴミが落ちる音、車、人の声…
昼間ならどうって事の無い音が、
今はあたしに恐怖心を与えてくる。
もうヤダ。
怖いよ…
前に出さなければいけない足が少しずつ重く、震えだす。
あたしはとうとうその場に立ち止まってしまった。
怖いよ、怖い。
如月さん、助けて…
いくら如月さんに助けを求めても、あたしの前を歩いていた如月さんが気付いてくれる訳がないと思った。
「アズ無理しているだろ?」
「無理なんか、していない」
如月さんは少し考え込んで「分かった」と言ってくれた。
如月さんの2.3歩後ろ歩いているあたし。
本当は怖くてしょうがない。
『ヨッシャー!!』と、遠くから聞こえる声にあたしはビクッと反応してしまう。
どんなに小さい音にも反応してしまう。
風、ゴミが落ちる音、車、人の声…
昼間ならどうって事の無い音が、
今はあたしに恐怖心を与えてくる。
もうヤダ。
怖いよ…
前に出さなければいけない足が少しずつ重く、震えだす。
あたしはとうとうその場に立ち止まってしまった。
怖いよ、怖い。
如月さん、助けて…
いくら如月さんに助けを求めても、あたしの前を歩いていた如月さんが気付いてくれる訳がないと思った。