リアルらぶ




寒い寒い体育館の中。



寒そうに震えるあなた。



来てしまった…



今日は貴の試合の日。



震えているあなたがたまらなく愛しい。



試合後…もう二度と送らないと決めたのに…



「私が居たのわかった?」



「たぶんわかった。」



「そっか。なんかごめんね?」



「なんであや謝るん?」



「なんか…。迷惑かなって思って。」



「いや、別にいいよ。
でも俺試合出れんかったけど。」



「でも、夏には出れるでしょ?」




「そりゃもちろん。出れるよ。」




「そしたら、夏の試合また見に行っていい?」




「もちろん、いいよ。」
< 32 / 81 >

この作品をシェア

pagetop