もう一度君に・・・
出会い
とある病院の一室に僕はいた。
生まれた時から難病を患い、余命半年を言い渡されてから10か月が経ったころだった。
生きる意味を持てず、いつ死んだっていいと思ってたのに…なかなか死なないもんだ。
毎日この病室から見える外を眺めるだけで、一日のうち1時間だけ病室を出て散歩できるだけ。
日々の検査に、心配そうな親の顔。
隠してたってわかるよ。
僕だってもう、幼くない。
立派な小学1年生だ。
学校に行っていれば、の話だけど。