我流!~ガリュウ!~
「……」



しばらく飛鳥は黙ってた。


ピクリとも動かない飛鳥を見て、

やっぱりあたしは…

飛鳥にふさわしくないと思った。




―生きたかったのに

死んでしまった優哉。


彼を愛し…愛されていたあたし。



―自ら死を選んだ優菜さん。


彼女に愛されなかった飛鳥。



似てるようで似てないふたり。

でもきっと…

すごくすごく似てると思う。



だからこそ…

あたし達はまじわっちゃいけない。



直感でそう思った。


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