我流!~ガリュウ!~

「夕菜!!!」



イキナリ葉に、

名前で呼ばれたあたしは

固まってしまった。


見ると葉は、まじめくさった顔で

こちらに向き直って座っている。



「…何、アンタ」



あたし最近…

年下に呼び捨てされるコト、多くない?


なんか…ムカ。



「何悩んでんのか知らないけど!

 オマエ最近、変!!


 …らしくないよ。

 落ち込んだり、泣いたり…

 そんなん姉ちゃんらしくないよ。


 俺…いやだな」


< 115 / 212 >

この作品をシェア

pagetop