我流!~ガリュウ!~

極悪が呼びかけた方を見ると、

そこには…



「…え、宙!?」


「ごめん明日香!

 …あ、【ユナ】って呼んだ方がええ?」


「あ…」



あたしは昨日、宙に本名を

教えてなかったコトに気がついた。


そして、そのコトで宙が

傷ついてるのもわかった。



「ごめ…どっちでもいいよ」


「うん…」


「オイ」



イキナリ極悪が喋った。

しかもなんだか、その顔は不機嫌そうだった。



「お喋りはアトだ。

 俺の話を聞け」


< 137 / 212 >

この作品をシェア

pagetop