我流!~ガリュウ!~
#11 奇跡
それからもあたし達は
いつも一緒。
いつの間にか季節は巡りに巡って
気づけば高校3年生だった。
「…進路かぁ……」
「うん?」
いつもの帰り道、あたしは
飛鳥と一緒に歩いてた。
あたしは隣の飛鳥を見ながら
コイツはあたしが受験生だってコトに
ぜったい気づいてないと思った。
「ねぇ、あたし進路さぁ…
どうすればいいと思う?」
「え!?俺の嫁じゃねぇの?」
「!!…///…ばか」
そんなコトを平気で言うコイツには
敵わないと思った。
「…悪いケド、あたしは
進学するからね?」