我流!~ガリュウ!~
「あ、飛鳥くん…あの…」
ユナの母親が、ベンチに座り込んで
泣いている俺に話しかけた。
「スイマセン…今はちょっと…」
「あの…コレ、夕菜のケータイ…
あなたに未送信のメールがあって…」
俺は顔をあげた。
母親は眼を真っ赤にしていたが、
かろうじてしゃべっていた。
「見るのは悪いと思ったの…
他にもたくさん未送信があって…
一応、受けとってくれないかしら?」
俺は黙って受け取った。
ユナのカケラはなんでもほしかった。
…アイツ、何を打ったんだろう…