隣のアイツはあまあま狼!
祐杞が作ったご飯は和食だった
「・・・和食?・・・」
「あれ、和食嫌い?」
「何これ?」
「何って、味噌汁とご飯とサバの塩焼き」
「違う、何年も外国居たのに何故に和食?」
「え、向こうでもずっと和食だったよ?」
外国に住んでて和食しか食べなかったとな!?
「作ってたの父さんだしね」
あぁなるほど、納得
「ほら食べよ?冷めちゃうよ」
「うん」
わたしは祐杞と向かいの椅子に座った
「いただきます」
祐杞が作ったって思えないくらいにおいしい
「心愛だいぶ酷いね」
「え、何が?」
「さっきの丸聞こえだったよ?」
「あ、思わず声に出てた?ゴメン!
だって本当においしいんだもん」
「別にいいけどさ・・・」
別にいいんだ・・・