隣のアイツはあまあま狼!




朝日が眩しくてわたしは目が覚めた



「お、目覚めた?」



翔の声がする



わ、わたしまだ抱かれてるし



「心愛の髪いい臭い」



は、恥ずかしいんだよ!結構



「翔?ご飯だ・・・よ・・・」



夢芽さんが入ってくる



「ノックくらいしろよ、バカ」



「朝からお盛んね~♪」



み、見られた~!



「出ていけって!」



「わかったわよ、でも、そろそろ起きないと遅刻するよ?」



「今何時?」



「8時くらいだったかな」



えぇぇぇえ!?



完璧遅刻だよそれ



「ヤバイな」



笑ってる場合か、このバカヤロー!!



わたしは翔の腕から抜け出して慌てて準備に取りかかった



制服に着替えご飯を食べに行く、その間翔はまだベッドの中



翔遅刻する気満々でしょ!?



大丈夫なの?



わたしはせっせとご飯をすまし「行ってきます」と一声かけて家を出た



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