隣のアイツはあまあま狼!



「なんで陵が帰ってきてんだよ!?」



「あのなぁ、俺この家居ちゃダメなのかよ?」



頭をかきながら呆れたように問いかける



「当たり前だ!」



「・・・まぁ、いいけど、当分ここには居させてもらうから」



「出ていけ!」



「だからな、俺は帰るつもりねぇから、わかれよ」



椅子に座り足を組むとわたしを見つめて一言「かわいこちゃんもいるしな」と微笑んだ



「心愛は絶対わたさねぇから」



「わかってる、そんなこと・・・ただしな翔、油断してると俺がその子取るかもな」



「今回は絶対油断なんてしねぇ、守ってやるよ!」



“今回”は?



どうゆうこと?



「どうだろうな、まぁせいぜい頑張れよ、俺は本気でいくから」



陵さんは椅子から立ち扉まで歩いて行くと



こっちを振り向いて「心愛、覚悟しといてね、俺容赦しねぇから」と言って部屋から出て行った



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