隣のアイツはあまあま狼!



「だから言ったろ?俺が取るかもなって」



耳元でそう囁く、悪魔の囁きのようだった



俺は絶対に陵を許さねぇ



ーーーーーーーーーー



「俺はあの日から女が嫌いだ、自分勝手に何でも言って腹が立つ、だから誰とも付き合わなかった」



これが女が嫌いな理由



って、あれ?



「女嫌いって夢芽さんのせいじゃなかったの?」



「夢芽?何で?」



「夢芽さんが自分のせいだって言ってたよ?」



「たぶん思い込みだな、てかあれは前から嫌いだ、ベタベタくっついてきて気持ち悪い」



夢芽さん可哀想・・・



「だから、陵には気をつけろよ?」



「うん、絶対に陵さんの事好きになったりしないよ、これ以上翔が悲しい思いをしないように、」



わたしは翔の肩に頭を置いた



「わたし、翔だけが好きだから」



「心愛・・・ありがと」



翔はわたしを抱き締めキスをした



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