隣のアイツはあまあま狼!
「いってぇな」
陵さんは親指で垂れる唇の血を拭い立ち上がる
その顔にはさっきまでの笑顔は消え失せている
「やってくれるじゃねぇかよ」
陵さんも容赦なく翔に殴りかかる
えぇぇえ!!?
こっちも本気だぁ!!
これ、どうやって止めたらいいの!?
二人の殴り合いは続く
そのうち陵さんが怯んだ時に翔が壁に押し付け両手を首に当てている
「・・・っっ・・・」
「抵抗しねぇんだ」
「フッ・・・殺せるんなら・・・殺して・・・みろよ」
翔の手に力がこもる
「翔!!止めて!!」
わたしが泣き叫んでも翔の耳に聞こえてない・・・
お願いだから、止めてよ・・・