隣のアイツはあまあま狼!
「この子だよ、古谷乃愛ちゃんです」
「「えぇ!?」」
「あぁ」
叫ぶわたしと翔
懐かしそうな隼人くん
わたし達の大きな声にビックリしたのか祐杞の後ろに行きピッタリ張り付いてしまった
わたしもうこの子の事もう知ってるし
「あんまり脅かさないであげてよ」
「乃愛?」
まだ、翔はまだ驚きから立ち直ってない
「翔、隼人くん久しぶり」
少し恥ずかしそうにこちらをうかがう小動物のような顔
そう、翔の幼なじみ
これはビックリ
「乃愛ちゃん久しぶりだね」
隼人くんはニコニコ笑顔で乃愛ちゃんに手をふる
「隼人くん元気そう」
「乃愛ちゃんもスッゴい元気そうだね」
何このホンワカムード
この空気に嫌気がさしたのか隣にいた寧々ちゃんがお腹に肘を入れた
「...っ!?」
隼人くん災難...
かわいそうに
「乃愛ちゃんはじめまして、わたしは星野寧々だよ」
「な、なんかとてつもなく怖いんですけど...」
「はーじーめーまーしーて」
ビビってる乃愛ちゃんにさらに怖い顔して挨拶を迫る寧々ちゃん...怖い!
「はじめまして」