隣のアイツはあまあま狼!



「もしかして、金浦の事なんじゃね?」



ほら、だから聞きたくなかったんだよ



わたしなんかより恋菜さんの方が好きって事?



翔はここに恋菜さんがいるって知ったからバイト始めたの?



二人が曲がって行った後を複雑な気持ちで見つめていた



なんか、翔が信じられないよ



わたし、バカだからこんなの見ちゃったらどうしようもないくらいに混乱しちゃうよ



「さ、行こっか?」



呆然とするわたしに岡野くんが囁く



「諦めろよあんな男
心愛の事なんてどうだっていいんだろ?
最低じゃん」



そうだね・・・



最低かもしれない



「もう、わたし翔なんて信じられないよ」



「そっか、じゃぁさ気晴らしに俺と遊ぼ?」



岡野くんはニコッと笑うと



わたしの手を引いて歩いていく



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