隣のアイツはあまあま狼!



「お願いだから・・・」



そんな事されたら余計止まんないから



「心愛・・・」



親指をわたしの顎に当てて無理矢理口を開けようとする



「お願いだから止めて・・・」



「失礼します、ご注文いただいたポテトとオレ・・・」



運悪く店員が入ってきた



「チッ、めんどくせいやつ」



岡野くんはわたしを押し倒したままドアに目を向けていた



「大和?」



「こうやって話すの中学以来じゃね?翔」



翔?



「そうだな、てかお前こんなとこで何やってんだよ」



「何って楽しいことだよ」



「呆れた、ここ置いとくから早く帰れよ?」



テーブルにお盆を置くため中に入ってきた翔と思わず目があった



(ガッシャーン)



お盆が地面に音をたてて落ちる



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