隣のアイツはあまあま狼!
*学園祭~心愛side~
学校に着いた私たちは目を疑った
いつも黄色い声を上げて近づいて来てた翔のファンがきれいさっぱりいないからだ
「今日...誰も居ないね」
ま、いてほしくはないんだけど
わたしの居場所が無くなってしまうから
「俺はこれでいいと思う、面倒じゃん」
そうでした
翔は女の子の群れが嫌いだったね
教室まで来てまたさらにビックリする
翔のファン達がわたし達の教室の前でキャーキャー言ってたからだ
「ねーねー、聞いた?」
「聞いたよ、あの教室のイケメンが居るって事でしょ?」
イケメン!?
翔よりイケメン!?
「翔!ちょっと見に行こ」
「えぇ、めんどくせぇ」
嫌がる翔を無視して手を引っ張って行く
「早く!!」