隣のアイツはあまあま狼!
わたしがコンビニで買ったパンを
一口かぶりついた時
「心愛~、こんなところに居たんだ探した」
祐杞が飛びついてきた
その勢いで口回りにパンがついてしまった
「心愛?誰そのこ」
呆然と言う寧々ちゃん
「僕心愛のいとこの椎名祐杞だよ♪
よろしくね♪」
「お前、心愛から離れろ!!」
「ヤッダねぇだ、
てか、キミ誰なの?」
「心愛の彼氏」
「へぇ、心愛彼氏なんて居たんだぁ
キミ名前なんて言うの?」
「金浦翔」
翔はイライラしながら答える
祐杞はいたずらっぽく笑うとわたしの横に座った
「心愛ごめん口のまわり汚くなっちゃったね」
って言うと口についたパンのカスをペロリとなめとった
「なっっ!?」
さらに翔がイライラしてるのをよそに
「これでお口綺麗になったよ?」
と無邪気に笑って見せた
「お前用無いんなら帰れよ」
「金浦くんは冷たいね、僕もここでご飯を食べよっかなぁ?」
とお弁当を取り出して食べ始めた