隣のアイツはあまあま狼!
「乃愛!!」
小さい乃愛がこっちを向いた
「翔、久しぶり!」
乃愛は俺に抱きついた
「学校大丈夫なのか?」
「うん、翔が居るから大丈夫だよ♪
ねぇわたしの側に居てくれる?」
「側に居るよ、困った事あったら言えよ?
助けてやるから」
「ありがと♪」
と、とびっきりの笑顔を俺に向ける
俺が乃愛を守んねぇといけないんだ
俺は乃愛の手をとり校舎へ入った
「うわっ、古谷さんだ
やっぱカワイイよなぁ」
廊下を歩くとそんな声が聞こえてくる
知らないうちに周りには男が寄って来ていた
乃愛は馴れない男の人が怖いのか俺に引っ付いて歩いた
「翔、怖いよ」
「大丈夫俺がついてるだろ?」
「うん」
できるだけ人混みを避け保健室へ向かった
「失礼します」
養護の先生は職員室に居るのか
保健室は暗く静まりかえっていた
俺は電気をつけると乃愛をベットまで連れていった
「さすがに教室は入れないだろ?」
「翔は優しいね」
「当然のことしただけだから、甘えていいからな」
そう言って保健室を後にしようとした
「翔!!」
「ん?何」
「あ、あの、ありがと」
「あぁ、ゆっくり休めよ」
俺は保健室から出た